京セラ データスコープ DS-110
(PHSデータ通信端末 1997年製)

データスコープとは、PHS電話機であると同時にPDAでもあり、
単体で、パソコン通信に接続しチャットなんかもできて、また、
パソコンとダイレクトにドッキングして、無線モデムにもなり、
アプリケーションを登録すればあれこれ遊べたりする、いわば
PHS内蔵型スーパーポケットコンピューターである。

データスコープが発売された当時は物欲をそそられて即買いし、パソコン通信に明け暮れたものです。

コンパネ部のカバーを外せば、PCスロット部(TYPEU準拠)が
現れます。
つまり通信ケーブルを使わずに、PCスロット経由でパソコンに接
続することができるのです。

パソコンに接続すれば、そのままDS-110は無線モデムになり、
パソコン通信を行うことができます。
(DS-110はインターネット未対応)

もちろん単体でも、電話を掛けたりパソコン通信ネットを利用す
ることができます。
またパソコンから住所録やゲーム等、DS‐110用アプリケーションを登録することも可能
です。

DS-110には”DS-110ステーション”というWin用アプリが付属しています。

このアプリを通して、パソコンとデータスコープ間でのデータ交換を行います。

(写真左はDS-110ステーションの起動画面)

データスコープ発売当初は、ウェブ上で多くのフリーアプリケーションが公開されていたものです。

結局、性能の割りにマイナー機種(^^)として終わってしまった感の強いデータスコープですが、まだまだ
京セラはサポートを打ち切った訳では無いようですよ。
現に京セラは通販でDS-110の改造機種(!)を発売したりしています。(インターネット対応タイプなのです)

また、データスコープ用のアプリケーションを公開しているサイトもまだ残っていて、
ここ や ここ や ここ などで、手に入れることができます。

もし、あなたがデータスコープを持っていたら、まだまだ捨てたらダメですよ!

戻る